レマルク、秦豊吉 訳 『西部戦線異状なし』
(新潮社) その4 となります。
前回のブログ記事は、以下の通りです。
レマルク、秦豊吉 訳 『西部戦線異状なし』
(新潮社) その3 アメーバブログ記事より
レマルク、秦豊吉 訳 『西部戦線異状なし』(新潮社) その3 アメーバブログ記事
目次です。
章の名称は、小生が勝手に付けたものです。
青色標記 は、今回新たに読み進めた章となります。
目次
一 . 戦場の食事,傷病兵の見舞い 5 (27)
二 . 戦友の長靴と別離,新兵教育 32 (22)
三 . 戦友の才能,班長への軍隊教育 54 (20)
四 . 砲弾,毒ガス弾砲撃を受ける 74 (33)
五 . 軽営倉,家鴨の蒸焼肉 107 (36)
六 . フランス軍との肉弾戦 143 (52)
七 . 休養帰還,母の愛 195 (70)
八 . ロシヤ兵の俘虜との交流 265 (15)
九 . 280 (45) ☚今ココ
十 . 325 (55)
十一 . 380 (32)
あとがき 412 (8)
以上です。
ここまで読み進めて、感想と言うかあらすじです。
七.休養帰還,母の愛 では、レマルク氏(作品中では、志願兵パウル • ボイメル君)が、2週間の休養休暇(プラス往復移動日3日間)を貰って帰郷する話です。
第一次世界大戦が2年過ぎて、ドイツ国民の食糧事情も悪くて、実母は癌で寝たきりの生活を強いられている…。
実父と長姉が自宅に住んでいるが、母が病気の為、父親は仕事三昧で不在の日々。
戦傷死した友人の母を訪ねるが、実母の嘆きようが激し過ぎて、戦友の本当の死亡原因を伝える事が出来ない…。
最後まで嘘を突き通し、レマルク氏の直ぐ隣で弾丸に当たって即死したと言う…。
八 . ロシヤ兵の俘虜との交流 では、レマルク氏は直ぐには戦場には戻らずに、故郷の兵営にて、野営の講習4週間を受ける事となる。
兵営の隣りにはロシヤ兵の俘虜収容所があり、ロシヤ兵は出入り自由になっていた。
ロシヤ兵の食糧事情が大変悪くて、ごみ箱の残飯漁り(と言っても残飯ですらない)の描写がなされている。
レマルク氏はロシヤ兵の俘虜収容所の歩哨にたびたび立つことがあり、そのうちロシヤ兵に対する同情が湧き、巻煙草や食糧の差し入れをしてやったりする。
あまり詳しく書いても、ネタバレになりますので、ほどほどにいたします。
現在は、レマルク氏が再び戦場に戻って、斥候となり、フランス軍の敵陣まで潜入してしまい、逃れるに逃れられずに、危機一髪の状態が続いているところです…。
この続きは、またブログ記事に掲載いたします。
今回はここまでです。